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妥協日記 - 本 Archive

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知の編集術/松岡正剛

  • 2010-01-31 (Sun)


知の編集術/松岡正剛

随分前(たぶん何年とか)に買ってたまま読めてなかった本です。
やっと読み終えました。
内容はかなり難しめですが、
面白かったです。
頭が固いなぁと自分で思う人は是非読んでみてください。

後藤繁雄さん同様に、
編集は普遍的なものだ、というスタンスで
様々な「編集」についての解説をするとともに、
「編集稽古」として、エクササイズもついています。
これが結構ネタになる(笑)

これは持論ですが、
日本人は編集の技術が高いと思っています。
逆に0からなにかを生み出すのが苦手なような気がします。
これからの時代は
新しいものを生み出すよりも
様々な情報をどううまく編集していくかという能力が
非常に大切になってくるんじゃないかと思っています。
かなり説明を色々はしょってますが(笑)、
日本はこの「編集力」をもっと育てることで
生き残っていけるような気がします。
別に勝つとか負けるとか、日本人万歳とか
そんな意味ではないですよ。

そんなことを考えてたら
もうすぐこの松岡さんの新しい本が出るらしく
タイトルはズバリ「日本力」だそう。
この中の「日本のセレンディピティ」という章が
とても気になります。

あと「スーパースクール」的な編集講座をやりたい(受けたい)。
雑誌や映像、音楽だけでなく
イベントとかアートとかデザインとかをごちゃまぜにして
編集のダイナミックな面白さを体感できるような
そんなのを作りたい。
そんなの興味ある人いませんか?
(やる側、受ける側問わず)
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003:ゼロ年代の想像力

  • 2009-02-04 (Wed)


ゼロ年代の想像力/宇野常寛

やっと読み終えました・・・
かなり前に買ったものの、
忙しかったり、難しかったり、量が多かったりで
なかなか読めずにいました。

内容はサブカル批評。
帯の宮台真司のコメントにある通り、

単なる「好きなもの擁護」を超えた
時代を切り拓くサブカルチャー批評

です。
サブカルチャーの定義はよくわかんないですが
マンガや映画、小説(ここには出てこないけど音楽も)は
時代を映す鏡だと思います。
その割にそんな評価がされないことに疑問をもっていただけに
本屋で見つけた瞬間、迷わず買っていました。

読んだけれども
内容が濃すぎてまだまだ消化しきれてません。
たぶんこれから色んな作品の感想を書いていくと思いますが
きっとこの本を軸に書いていくことになりそうです。

ざっとこの本を総括すると(かなり大雑把ですが)、
「物語のある、わかりやすい」から
「物語のない、わかりにくい社会」へ移行して行く社会で
90年代に生まれた想像力(岡崎京子、野島伸司、桜井亜美など)は
エヴァンゲリオンで頂点を迎える。
主人公は結果的に誰も傷つけたくないから
戦わずに精神世界にひきこもる。
いわば、不透明な世の中に怯える想像力だった。
筆者のいう「ゼロ年代の想像力」とはその先の話。

ひきこもっていたら死んでしまう。
これを「バトルロワイヤル型社会」「決断主義」と呼んで
「物語のない、わかりにくい社会」を切り拓いていくヒントを
様々な作品から解説してゆく。

現代の社会は1つの大きな物語が社会を支えているのではなく
様々な小さな物語が乱立していて
「データベース型」の社会になっている。
それぞれはそこのデータベースから
自分の好きな物語のみを選んでいればいい社会となっている。
これはこれでいい部分もあるが、
結果として「小さな島宇宙」が乱立し、
自分たちの価値観とは違う物語を排除し、
価値観の同じ者ばかりで集まってしまう傾向がある。
この暴力生をいかに解除するかーーー

とても言葉たらずで、すみません。
だいたいこんな感じです。
かなり共感できる部分も多くて、
もう2、3度くらい読んで、しっかり消化したいなと思います。

上記以外で、いくつか気になったキーワードを。

「終わりのある(ゆえに可能性に満ちた)日常」
「疑似家族」
「キャラクター的実存」

特に上記の2つは今かなり興味があるテーマです。

あと唯一気になったのが
「浅野いにお」に全く触れていなかったこと。
こういうテーマで話しているなら
出さないわけにはいかないと思うんだけど、どうなんだろう。
なんだか90年代がエヴァで頂点を迎えたらなら
ゼロ年代の頂点は浅野いにおな気がします。
うめざわしゅんとかも取り上げてほしいですね。
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002:俺はまだ本気出してないだけ2巻

  • 2009-02-04 (Wed)


「俺は漫画家になる」と40歳で会社を辞め、
夢を追いかけはじめた大黒(おおぐろ)シズオと、
彼に振り回されて「いい迷惑っ!」な家族を巡る、
苦笑い哀愁ドラマ(HPより)

最近はこういうダメ男の話が多いですね。
このタイトルはもはや反則。
娘の存在とか、個人的には救いのある感じがいい。
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