May 2009
からほりまちアート
- 2009-05-27 (Wed)
- イベント
「からほりまちアート」
http://karahori-machi-art.com/
本業以外にも色んなことしてるんですが、
「からほりまちアート」の副実行委員長をしています。
からほりまちアートとは、
大阪の谷町6丁目界隈の「空堀」で年1回行われる
まちを舞台にしたアートイベントです。
空堀、という地域は戦災を免れた地域で
大阪の中心に位置しながらも、
築100年代の長屋や、石畳の路地など、
昔ながらのまち並みが残っている
非常に珍しいまちです。
2001年から、
このまちを舞台にしたアートイベントが始まりました。
別に「まちおこし」ではありません。
このまちが好きな人が集まって、
このまちの面白さを発信したい、
というところから始まりました。
僕は、2002年に初めてこのイベントを訪れて
衝撃を受けました。
町をぶらぶら歩いてると
今ではもうめずらしくなってしまった長屋が
あちこちにあったり、
入って行きたくなってしまう衝動に駆られる
路地が張り巡らされてあったり、
角を曲がると突然現れる急な勾配や石畳に
驚かされたり。
そんな中に突然現れるアート作品。
写真や絵画、インスタレーション、
彫刻、詩、オブジェ、映像と表現方法は様々だけれど
町並と相まって、不思議な反応が起こるおもしろさ。
当時、大学生だった僕は
この魅力にすっかりやられてしまいました。
そして、「来場者」として毎年通い続けて2005年。
ついに「出展」という形で参加を果たしました。
そして2006年からは運営スタッフに。
2007年に副実行委員長になりました。
そして2009年、まだまだ4年目です。
僕がこのイベントに参加したきっかけは、
あるおじいちゃんの存在。
来場者として参加していたときに、
ある地域のおじいちゃんがゲリラで出展していました。
その時はゲリラだなんて思いもしなかったのですが
あるとき、それを知ったのです。
そのおじいちゃんは、写真が大好きで
自分のお店(喫茶店)に集まる常連さんとグループを作って
どこかに出かけては写真を撮り、
お店の中に飾ったり、アルバムにしたりして
お店の常連さんと、ささやかに楽しんでいました。
ところが年1回、からほりまちアートが始まると
おじいちゃんたちはパネルを作って、
家の前の道に並べ始めます。
喫茶店から外に出てくるのです。
来場者はそんなこと知らないので
おじいちゃんに話しかけます。
「これいい写真ですね」
「どこで撮ったんですか」
「どんなカメラ使っているんですか」
その時のおじいちゃんの楽しそうな顔といったら。
「アート」は単に見て楽しむだけのものではなく、
人をつなぐメディアとしての役割もあるのではないか。
そんなことを強く感じました。
普段は繋がりのない方同士でも、
作品を通じて様々な交流があり、繋がりができる。
僕は、アートのそんな力を実証するために、
「からほりまちアート」に関わっています。
今年も募集が始まりました。
さあ、いよいよ。
http://karahori-machi-art.com/
本業以外にも色んなことしてるんですが、
「からほりまちアート」の副実行委員長をしています。
からほりまちアートとは、
大阪の谷町6丁目界隈の「空堀」で年1回行われる
まちを舞台にしたアートイベントです。
空堀、という地域は戦災を免れた地域で
大阪の中心に位置しながらも、
築100年代の長屋や、石畳の路地など、
昔ながらのまち並みが残っている
非常に珍しいまちです。
2001年から、
このまちを舞台にしたアートイベントが始まりました。
別に「まちおこし」ではありません。
このまちが好きな人が集まって、
このまちの面白さを発信したい、
というところから始まりました。
僕は、2002年に初めてこのイベントを訪れて
衝撃を受けました。
町をぶらぶら歩いてると
今ではもうめずらしくなってしまった長屋が
あちこちにあったり、
入って行きたくなってしまう衝動に駆られる
路地が張り巡らされてあったり、
角を曲がると突然現れる急な勾配や石畳に
驚かされたり。
そんな中に突然現れるアート作品。
写真や絵画、インスタレーション、
彫刻、詩、オブジェ、映像と表現方法は様々だけれど
町並と相まって、不思議な反応が起こるおもしろさ。
当時、大学生だった僕は
この魅力にすっかりやられてしまいました。
そして、「来場者」として毎年通い続けて2005年。
ついに「出展」という形で参加を果たしました。
そして2006年からは運営スタッフに。
2007年に副実行委員長になりました。
そして2009年、まだまだ4年目です。
僕がこのイベントに参加したきっかけは、
あるおじいちゃんの存在。
来場者として参加していたときに、
ある地域のおじいちゃんがゲリラで出展していました。
その時はゲリラだなんて思いもしなかったのですが
あるとき、それを知ったのです。
そのおじいちゃんは、写真が大好きで
自分のお店(喫茶店)に集まる常連さんとグループを作って
どこかに出かけては写真を撮り、
お店の中に飾ったり、アルバムにしたりして
お店の常連さんと、ささやかに楽しんでいました。
ところが年1回、からほりまちアートが始まると
おじいちゃんたちはパネルを作って、
家の前の道に並べ始めます。
喫茶店から外に出てくるのです。
来場者はそんなこと知らないので
おじいちゃんに話しかけます。
「これいい写真ですね」
「どこで撮ったんですか」
「どんなカメラ使っているんですか」
その時のおじいちゃんの楽しそうな顔といったら。
「アート」は単に見て楽しむだけのものではなく、
人をつなぐメディアとしての役割もあるのではないか。
そんなことを強く感じました。
普段は繋がりのない方同士でも、
作品を通じて様々な交流があり、繋がりができる。
僕は、アートのそんな力を実証するために、
「からほりまちアート」に関わっています。
今年も募集が始まりました。
さあ、いよいよ。
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