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ナローワーク - ファシリテーターの目線シリーズ終了しました

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ファシリテーターの目線シリーズ終了しました



この2週間くらいの間に
3回実施した「ファシリテーターの目線シリーズ」
という講座が、先日無事に終了しました。
参加してくださった方、ありがとうございました〜

今回は会場を
淀川区の神崎川駅にある
Navel Cafeというカフェを利用させてもらいました。
畳の部屋に裸電球、という
いわゆる「講座っぽい」雰囲気とは
かなり遠い感じの場所でしたが、これがとてもよかった。

講師は毎度のごとく、
コミュニティ・ファシリテーション研究所のノリさん。

今回はノリさんの使っている
「場の捉え方」を1つずつ丁寧に聞いていこう、
ということで、
これまで普段の講座では「コミュニティリーダー」とか
「隠れファシリテーター」とかあるテーマを設定して、
そのテーマのような状況にいる人たちが使えるものの見方を
いくつかピックアップして、
それぞれ20〜30分で話していることが多いのですが、
今回はあえてその見方の1つずつを
それぞれ3時間じっくりかけて、というものだったので、
すごく落ちるところまでいけたように思います。

今回は、
「機能するファシリテーター(自覚・意図するもの・意図しないもの)」
「目に見えるもの・目に見えないもの(CR/NCR)」
「フィードバックの捉え方(アツい反応)」
とい3つのテーマを扱いました。

1回目は「そもそもファシリテーションって何?」
というところを丁寧に扱いました。
ざっくり説明すると、
ファシリテーションには、
プログラムを追いかける「コンテントファシリテーション」と
その場で突発的に起こることに対応する「プロセスファシリテーション」の
2つの種類があって、両方大事。
でも、コンテントの勉強は結構できるけど、
プロセスの捉え方の勉強は難しい。
ノリさんがファシリテーターとして関わるときは、
このプロセスを捉えることを重視しています。とのことでした。
そして、このシリーズの後の回は
この「プロセス」を感覚的にではなく、
言語的にがしっと捉えるための視点を1つずつ学んでいくことになります。


2回目は「コンセンサス」の話。
例えば会議の場なんかでも
「コンセンサスの取れている現実」と
「コンセンサスの取れていない現実」がある、と。
たとえば、「この会議の目的」とか「誰がそこにいるか」
というようなことは共有しやすいけど、
「今日はちょっと眠たい」とか
「やけに別のことが気になって集中できない」とか
個人の中で主観的に起こっていることは、
まぁ普通は共有されていませんよね。
そして、会議の中ではほぼ無視されますよね。
でもファシリテーションをするときは、
表面的なことだけでなく、
こういった「共有されていないもの」をどう扱うか、
というのが実は結構重要だ、という話でした。

僕はこの感覚をカウンセリングの時によく使うのですが、
「○○をやりたいんです」という
表面的に出ている言葉だけを聞いてエンパワーしていくと、
よからぬ方向にいってしまうことがよくあります。
なので、たいがいはその人の主観的な部分である
「共有されにくい」言葉をたくさん引き出していきます。
そうしているうちに、
「あ、原点はここか」という感じで、
「プールの底にタッチできた」
ような感じがするときがあります。
自分の言葉で言うと「その人の中に一緒に潜っていく」感じです。
そこからまた、水面にもどっていくようにすると
結構ブレずに、その先へ進めるように思います。
2回目はそんなお話。


そして3回目は「フィードバック」ということでした。
まず、プロセスをうまく扱っていくヒントは
今、目の前に起こっていることの中にある、
というのがノリさんのスタンスだそうです。
そこでその手がかりがどこにあるのか
というのを見つける大きなヒントとなるのが、
この「フィードバック」で、要は参加者(場)の反応です。
そして、この反応は自覚的に出された言葉だけでなく
無自覚にやってしまっている仕草なんかにもヒントがあるのだそう。
例えば会議とかだと、
話の内容に意識がいきすぎてしまいがちですが、
話してるときの声のトーンや、姿勢、雰囲気にも
色んな手がかりが埋もれているそうです。

2回目からの流れで例えて説明すると、
一緒に潜っていく前に、
氷の貼ったプールの上を歩きながら、
中に入る割れ目を探したり、
簡単に割る事のできそうな氷の薄くなっている部分を探していく、
そんな感じに似ているかなと思います。


文章で説明しようとすると
さらにややこしいなーと思いながら
この文章を書くのに随分時間がかかってしまいました。
もし興味を持った方は口頭で説明しますので、
気軽に声をかけてくださいね。


ちなみに今後の予定ですが
7月の末〜8月の頭にかけて
2、3回できればいいなと思って準備しています。

情報送って!
という方は、梅山までご一報くださいませ。
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