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肝虫の退屈日誌 - March 2010

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March 2010

街歩きの達人4



ギャラリー&カフェMAPのVOL.4できました。
今回もまた原稿書かせていただきました。
これで「街歩きの達人」もひとまずおしまいです。
下にも文章を載せてますが、
まちで見かけたら是非手に取ってみてくださいね。

「街歩きの達人〜まちへのアプローチ編」

さて、これまでは「まち側からのアプローチ」という視点での
3部作(空堀、ミナミ、大阪港)でしたが、
今回は「まちへのアプローチ」ということで、
どこのまちに行っても楽しめる、そんな視点をひとつご紹介します。

「まち」というのは、様々な歴史や出来事、
人の関わりによって成り立っています。
これはごく当たり前のことですが、
実はこの当たり前のことの中に面白いことが潜んでいたりします。
しかし、メディアなどで取り上げられたりするのは「新しい」ものや、
「画期的」なものばかりと目立つ部分だけで、
当たり前のことというのは見落とされがちです。
また、気にならなかったりもします。
例えば、まちの中にある一見普通の大衆食堂。
おそらくあなたのまちの中にも1つや2つはあると思います。
「食堂」なので、「ご飯が食べられる」というのは
ほぼ全ての人の認識でしょう。
ただ、この認識はあくまで「目に見えている」情報でしかありません。
「目に見えにくい」部分にもっと様々な情報があります。
例えば、いざ入ってみると「きつね」「たぬき」に並んで
「パンダ」と変わったメニューがあったりします。
あとは店員さんが面白かったり、美人だったり、知り合いだったり。
さらにもっと見えにくい情報もあって、実は有名人の実家だったり、
10回くらいつぶれては復活していたり、
お店の店主は駆け落ちしてきて店を開いたりと、
様々なエピソードもあります。
更に見えにくいのは、
そこのお店の主人の価値観とか生き方みたいなものもあります。

これはお店に限らず、
建物や道、公園から石ころひとつまでに当てはまることです。
私たちは、普段は「見える情報」しかキャッチできていません。
しかし、その奥には様々な「見えにくい情報」が広がっています。
こういう視点でまちを見たときに、「まち」というものは、
すごくダイナミックにできているということに気がつきます。

まちを散策するときには、どこのまちへ行くにも、
こういう視点で一度まちを見てみてください。
そしてその奥の情報に触れようとしてみてください。
これは待っていては体験することができません。
そうすれば、どんな「まち」でも遊園地のように見えてくるはずです。
また、こういった視点でのまちあるきのイベント
「大阪あそ歩」なんかに参加してみるのもオススメです。
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